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和深神楽連中さんの「挑戦」

前回のブログ冒頭でも書きましたが、僕にとって今年の祭シーズンは本当に刺激的でした。中でも衝撃的だったエピソードがいくつかあります。

今日は今年の祭シーズン始めに「衝撃」を受けたエピソードを。

祭シーズンが始まって直ぐ「和深神楽連中」の有志が、うちの道中笛太鼓を見にきてくれました。



和深神楽連中さんとは昨年の11月に「串本和深 すさみ下地 獅子舞共演会」で獅子舞共演を果たしております。

→串本和深 すさみ下地 獅子舞共演会 の時に書いたブログ←

今年の祭典会長である宮本周也くんは、
うちの平野利典若連中取締役(仮)の旧知の友。



お互いを認めあってるからこそ、またこの二人を中心として二つの団体が尽力したからこそ共演会が実現したのは言うまでもありません。

同じ古座獅子がルーツでありながら衣装の色は赤と青、互いの獅子舞(御神楽)はその色と同じくらい相違がありながら、要所は「あ!此処はうちのと似てるなぁ」と探求心をくすぐられる内容。

和深神楽連中の有志が下地の道中笛太鼓を見に来てくれたのは、僕と同じように探求心をくすぐられての事かと想像いたします。

今回特に見せて欲しいとの話だったのが
「乱獅子」の太鼓です。

和深と下地、乱獅子の笛メロディは本当に似ている中、太鼓は全然違います。和深はガク、ジの2つの太鼓を1人で荒々しく叩きます。下地はガクとジを二人で叩き阿吽の呼吸で太鼓を合わせていくスタイルです。

今回、和深さんに来ていただき道中笛太鼓を見てもらう上でカッコ悪い太鼓披露出来ない。シーズン始め、うちも稽古が進んでいない中、英毅師匠にガクを叩いていただき僕がジを叩くのがベストかなと思い本当これだけのために緊急帰省しました。

神明讃道中、古座道中、乱獅子を披露させていただき披露後に和深さんと意見交換、自分たちが乱獅子を笛太鼓を演奏する上でのコダワリなどを話させてもらい、約2時間あっと言う間でした。

古座獅子がルーツであるならば和深さんの乱獅子も最初は太鼓は二人だったけども、口伝されていく中、一人に変えられたのかな?と想像していましたが、和深の大師匠さんが宮本くんに、下地の乱獅子の太鼓を「探求」する話を持ち掛けたとお聞きしたので、想像通りだったのかな?と僕は思っております。

和深さんの乱獅子は和深さんのスタイルを確立され継承してきているはず。そんな中、下地の乱獅子から要素を取り入れて、和深さんの乱獅子を昇華していく作業、これ絶対に大変!。今の和深スタイルの良いところを崩し兼ねない。また一から再構築していく作業は、きっと簡単には終わらないだろうなと思いました。

それにあえて挑戦しようとしている和深神楽連中さんの姿に、僕は『衝撃』を受けました。うわっ!カッコいいなぁ、そして楽しそうやなと。

我々も昔、古座道中笛太鼓をビデオ撮影してきて、何度も何度もテープが擦りきれるほど見直し、ああでもないこうでもないと本当1から皆でモノにしていったシーズンがありましたが、あの時を苦労を思い出しておりました。

和深さんが下地の乱獅子からエッセンスを抽出し、自分のところの乱獅子に昇華し、進化した乱獅子をいつか見せていただく事、非常に楽しみであります。



翌日、和深さんから『衝撃』を受けた僕は色々な事を想像しながら「うちも負けてられへんわー」と愛知に戻ったのは言うまでもありません。





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神主さんとの約束

平成三十年度周参見王子神社例大祭も終わり、今年の祭シーズンも終わりました。今年の祭シーズンは僕にとって非常に刺激的でした。

ブログで回想したい事が沢山ありますが、まずは神主さんとした約束を果たしたいと思います。

その約束とは…

周参見祭は三地区あり、毎年3人の神主さんが各地区に分かれて神事を執り行って下さいます。道中が圧倒的に長い下地には、毎年1番若い神主さんが来て下さっていたと記憶しています。

ところがある年を境に、下地に来てくれる神主さんは専属契約に。その神主さんの名前は

「眞鍋和孝」さんです。

もうかれこれ十年近く下地の神事は眞鍋さんの担当です。昔、眞鍋さんが初めて来られた年だと思われますが、御神輿の宿で昼御飯の時、眞鍋さんは注がれたお酒を断らず飲んで飲んで飲みに飲んで御輿部の皆さんとドンチャン大盛り上がりした事があり「神主さん面白いな、来年もうちに来てな!」その約束がもう十年近く続いております。

眞鍋さんは南紀白浜三所神社のお祭りに参加されているらしく、僕の高校時代の同級生が祭の後輩に当たるので



「眞鍋さん!今年も宜しくお願いします」と挨拶した後、同級生の話をしたり、白浜のお祭り話で談笑しています。

そんな眞鍋さんと今年した約束…

眞「山本くん、ワイよー、真面目な神主やと思われるん嫌やねん!」

山『え!眞鍋さんの醜態写真、下地の祭LINEグループのアルバムにいっぱいありますよ‼(爆)』

眞「ホンマか!それFacebookに晒してくれんか?(笑)(*´∀`)」

山『え!ホンマに良いんですか?。ホンマにやりますよ!僕(笑)(*´∀`)』

眞「やってくれ!全然かまん!(笑)(*´∀`)」

そんなアホな約束を、御神輿をお迎えに行った神社で交わしたのでした。

流石に祭典中の出来事でしたので、シラフだったとは言え、何かの間違いだったらアカンのでFBメッセンジャーにて、こんな醜態写真ありました!と再確認したところ…




アップOK!が出ましたので、下地の祭専属神主、眞鍋さんの醜態写真をアップいたします。

写真①

道中でペットボトルに入った日本酒をラッパ飲み(笑)(*´∀`)


写真②

酔っぱらってしまい、道中でうたた寝

写真③


歩いていても眠たそうです。

毎年本当にたくさん御神酒をいただいて、我々といっしょに下地の祭を、長い道中を楽しんで下さっております。

千鳥足で(笑)(*´∀`)

年を重ねる毎に、長い道中がキツそうではありますが…

最後に捕捉!神事は丁寧にやって下さっておりますので悪しからず!。



神事が年々長くなっているように思うのは気のせいか?。

神事は丁寧!、お酒もお祭りも大好きな下地専属神主さんのお話でした。

眞鍋さん!来年も宜しくお願いいたしまーす(^.^)(-.-)(__)

今年の祭まで、あと1週間!

久々の更新になります。

去年の祭典の回想も終わっていないというのに、今年の祭まであと1週間になろうかとしてますが…。


去年の祭典の回想と続きといえば、宵宮のSくん行方不明事件(無事見つかりました)とか、Sくん見つかった後、何故かイサー、シュンヤと徹夜する羽目に合い、夜中にシュンヤに説教される事件とか、徹夜の夜明け朝六時リュウジが現れてハイテンションで太鼓叩きまくるから五月蝿すぎて僕は一睡も出来ずに本宮を向かえる事件とか。

正直、本宮の記憶はあんまりない。自分のやらなアカンこと全て放棄して酔っぱらいは仕事せず、あっちにフラフラこっちにフラフラ。

駅前の御輿屋台の練り回しでは屋台上げずに記念写真撮ってるし




(Facebookのアイコンにしているのはある意味、戒め)

本宮昼の若連中宮入は意識飛んで伊勢音頭の歌詞出てこず止めてしまうとか、ホンマにウンコ野郎だった。

…本当に反省しかない。
いや、そんな反省はしてないか(笑)(*´∀`)

今年の祭が近付くにつれて、いつも通り祭脳(さいのう)は熱を帯びてきている。

熱を帯びてきている理由…

もちろん下地の祭が自分のナンバーワンであり特別なオンリーワンではありますが、祭シーズン初め下地の稽古を見に来てくれた和深神楽連中さんの新しい事に「挑戦」する姿に魅せられ、また横浜から下地の祭に来てくれている宮田くんの氏神様、小菅ヶ谷(横浜)春日神社例大祭に参加させてもらい、皆さんが真剣に祭を「楽しむ」姿に魅せられ、多くの刺激を頂いた事が大きい。

下地も負けてられませんやん

下地もカッコいい祭したいですやん

下地の祭を楽しみたいし、

下地に来てくれた皆さんには

下地の祭を楽しんでもらいたいやん

魅せてくれた、和深神楽連中さん、横浜本郷睦春日会さんには本当に感謝です。

僕は去年の祭典終わって燃え尽き症候群に陥っておりました。祭の運営、伝統を継承していく難しさに頭でっかちになって、祭が少し面白くなくなっていた。いっしょに祭してきた下地一の祭馬鹿マサユキの不参加も面白くなくなっていた一因ではあるけど←今年はそろそろ出てこいと軽く勧誘中。

和深神楽連中さんみたいに「挑戦」していかなアカンし、横浜本郷睦春日会さんみたいに「楽し」まないとね。先人のその姿に魅せられて僕は祭を続けてきたわけだし、難しい事考えず、今まで通り少し説教されるくらいパンチの効いた祭をやりたいなと思う所存。そして少しでも魅せられたらと思う所存。

あと1週間!。愛知で悶々としながら過ごしたいと思います。地元で準備に稽古に勤しむ下地の祭仲間たちに感謝しながら…。

あー!太鼓叩きたい!獅子舞、笛と合わせたい!伊勢音頭吟いたい!はよ祭したい!(笑)(*´∀`)。

祭典の準備をしながら… ~平成二十九年祭典 回想編~

平成29年祭典回想編、今回は宵宮の朝から夕方にかけての祭典準備編であります。始まり始まりぃ。

大ならしの夜、夜更かしし過ぎても宵宮の朝は当然くるわけで、4時過ぎまで飲んでも朝はくるわけで…

ツラいよねぇ、とか言いながらも意外に目覚めは良く7時半にはパキっと起きた僕(笑)(*´∀`)。

家に泊まった宮田くん、コムくん、酒田くんは爆睡。



つくばからの長い道中、疲れてるだろうし、そっとしておいた。

8時集合になっていたので僕は会館に出向く。

…誰も居ない(/--)/💦💦💦。

分かっていたけどね(笑)。出嶋商店の自販機で買ったデミタスブラック啜りながら待つ事30分。ようやく、人が集まりだす。

宵宮の朝はいつもこんなものだ。大ならしの夜、盛り上がれば盛り上がるほどに。9時を回り、ようやく動き出す。

僕はマーミと竹藪に竹切りへ。近年、英毅くん、まさゆき、マーミ、僕で行く事が多かったが英毅くんは出張、まさゆきは欠席。

さすがに二人で行くのはしんどいので実家を経由し、宮田くん、コムくん、酒田くんを起こし「竹切りに行くでぇ」と誘った。3人は眠たそうにしながら付いてきてくれました。



竹は山車の前に飾る巨大な幣と、後ろに飾る笹飾りに使う。なるべく緑色の鮮やかな竹を選び藪から切り出してくる。

竹を切り出して来ないと山車の飾り付けが始まらない。だから朝の竹切りは結構重要な役目だ。



一昨年、一緒に付いて竹切りに来てくれた事もあり、宮田くんは段取りを理解してくれておりました。本当に手際良く作業を進めてくれた。コムくん、酒井くんには切り出した竹の運搬を任せた。

僕とマーミだけでは段取り悪かったやろに3人の助力は本当に有り難かった。

竹を切り出してきて会館に戻ってから僕は屋台を中心に準備していく。ここも宮田くんに手伝ってもらった。



そこで宮田くんと色々語り合った。宮田くんとは本当web上での会話が殆んどで面と向かって話す機会はこんな時しかなく、また祭典が始まると「語り合う」なんて時間は意外になかったりする。

準備をしながら、何を語り合ったとか、ここで書こうにも色々ありすぎてまとまりませんけども、1番印象に残っているのは

「茨城から来るの大変やろ?。無理してきたらアカンよ(^з^)」

と、宮田くんに話したら即答

「余裕です!。それに下地の方々に会いたくて、一緒に祭したくて来てるんです」

そう答えてくれた事。

僕は素直に嬉しく思った。

宮田くんは下地だけではなく、全国津々浦々、色々な祭典に出向いている、それもほぼ実費で。数にして1年に約4~50、結構な負担になっているはずと考えて話したのですが要らぬ心配だったようだ。そして下地の祭に「縁」を感じてくれている事、本当に感謝であります。



昼過ぎには準備の方もだいたい形になり、宮田くん、コムくん、酒井くんは一旦、宿(僕の実家)に帰らせ休んでもらった。コムくん、酒井くんは二日酔いだったので宵宮に向けてリセットしてもらう意味も込めて。



結局、準備の方は夕方、エエ時間までモタモタとしましたが、それもいつも通りやね(笑)(*´∀`)。

ま、でも今年はいつもより人の集まり悪かったから、準備の段取りは優秀だったと思います。

準備を終え実家に戻り、宮田くんたちを連れ、サンセットすさみに行って、温泉に浸かり汗を流した。竹やぶにも行ったし準備で汗かいたし、気持ち良かった‼。

宵宮に向け、身も心も準備は整い、いよいよ祭典へ。

次回の回想は宵宮編であります。では今日はこれにて♪(^з^)-☆。



大ならしの宴に ~平成二十九年祭典 回想編~

平成二十九年祭典 回想編、今日は大ならしの後、祭典に向けて英気を養う宴での出来事を回想したいと思います。

獅子舞披露が終わり、宴の席を準備しながら、NHKの取材が並行に進み、いつもと違う流れに少し焦らされた。



取材を終えて、宴の始まり。稲葉さんの司会から高田委員長の挨拶。前にブログで書かせてもらいましたが本当に凛とした立派な挨拶でありました。



委員長の挨拶、コムくんが動画を撮ってくれておりました。

※今日のブログにURLを貼り付けたYouTube動画は全てコムくんの撮影です。コムくんありがとう。

→高田委員長の挨拶 動画←

委員長挨拶に続いて、祭典の最高責任者であります金幣、宮田さんの挨拶。



金幣さんの挨拶で特に印象に残っているのは、やはり…

エイエイオー‼

の、かけ声であります。

→金幣さんのエイエイオー‼ 動画←

これ本当に印象的でした。祭典中に何回もリピートしたくらいであります。

金幣さんの挨拶が終わり、笛の大師匠、出嶋ひろっさんの乾杯で宴は始まりました。



ようやく!ようやく!お酒にありつけました(笑)(*´∀`)。お腹も減っていたのでまずは腹ごなし。



金幣さん、大当番、若連中、獅子保存会、入り乱れて、飲み語り、宴は盛り上がっていきます。



今年、大当番を引き受けてくれた僕の同級生の弾けっぷりに驚愕(笑)(*´∀`)。

そして伊勢音頭が始まる。
→伊勢音頭 壱 動画←
→伊勢音頭 弐 動画←
→伊勢音頭 参 動画←
今年はいつもより増して歌い、そして囃し、盛り上がりました‼。



ノーエ節では肩を組んで大盛り上がり
→ノーエ節 動画←

デカンショ節ではチョイとエロチックに(^皿^)。
→デカンショ節 動画←

祭の歌も沢山歌われ、本当に盛り上がった宴でありました。

宴は丑三つ時まで続き、そして終わりましたが、僕は飲み足りず、僕の実家に泊まった宮田くんコムくん酒田くんと実家で飲み直し。結局4時過ぎまで飲んでしまったのでした。

大ならしの長い夜は更け、いよいよ宵宮の朝に向かいます。平成二十九年祭典回想編、次回は宵宮の朝、祭典の準備にあったエピソードを書きたいと思います。
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下地獅子保存会:祭狂の男:やすっち

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